なぜグローバル組織力診断を作ったのか?外国人が絶望する日本企業文化

SoDoneの説明

こんにちは、グローバル組織力診断を作っているやす(@yesyasyasu)です。

Webサービス作りました。

日本に住む外国人の知り合いが日本企業で全然成果を出せない状況を何回も見ました。そして日本を去ったり、外資系企業に転職したり。

これって非常にもったいないなと思っていて、正直私は海外に行くことは好きでも、特定の国を自ら選び就職するという行動まではしたことがないです。国を超えて就職するというのは非常にハードルが高い。

そのハードルを越えて就職した人は本当に強い想いと勇気があって、その人達の成果を日本企業独特の文化が壁となって奪ったとき、この文化の壁はきっと日本の負の遺産として将来残るんだなと感じました。そしてこれは外国人とのつながりがある自分には放っておけない問題だと思いました。

しかし、縁もゆかりもない北海道で自分ができることって何かなと考えたところ、何もありませんでした。

ビジネスの立ち上げは恋愛の様に運命、つまり出会いとタイミングが重要だと勝手に想像しています。自分にはまだその運命はなかったと思い、一人で始めて見ることにしました。

「日本の企業文化」と、グローバルつまり「文化や歴史を共有していない集団」は非常に相性が悪いです。日本人は多くの行動が日本固有のものだと認識していないし、日本に詳しくない人は目の前の出来事、言葉をそのまま受け取ることしかできないからです。

ここでの最初の使命は二つ。一つは日本人の行動基準を言語化し、それがどういう意図によるものなのかを見える化すること。もう一つは日本にいる外国人にその日本の行動基準を学んでもらうこと。

で、これって別に日本人同士でもよくある認識齟齬の問題なわけです。

でもそれを考えが違うとか、価値観が合わないとかあいまいな言葉で片づけてしまうことがあります。

グローバルな組織では自分の行動がどのような価値、考えに基づいているのかを具体的に発していかないと組織が成り立ちません。そこでまずは日本人向けにそれを言語化するサポートとしての診断を作りました。

この診断は24の質問に答えることで、その人がどういう組織を指向していて、コミュニケーションの取り方や意思決定、評価は何に基づいているのかといったことを8つの観点で可視化し採点します。また他人に自分を診断してもらうことも可能で、自分は壁のないフラットな人間と思っていても相手からは上下関係の強い人と思われているみたいなことも表現できるようにしました。

作ったサービスはこちら。

https://www.sodone.jp/

この2か月組織行動学を学び直して、それを日本やアジアの文化形態に当てはめるとどうなるのかと考え、調べていました。

その結果作ったのが診断に使った8項目で、日本の組織の特徴を各項目で表すと画像のような形になります。

合意形成型ピラミッド組織

グローバルで見た時、日本の組織で最も特徴的だと思うのは、組織階層がピラミッドであるにもかかわらず、意思決定が合意形成型という点。これは日本独特な組織体制です。「一般的に」欧米はフラットでトップダウンで、アジアはピラミッド型でトップダウンです。

合意形成型ピラミッド組織の特徴のネガティブな点から始めると、この組織は、

1.組織としての決断をするためには、決断に関与する全員の承認を得る必要がある。

2.その承認をまとめて行うことはできず、組織階層を1段ずつ上るという調整が必要。

上記2つの点から日本の組織は意思決定に時間がかかり、またみんなが承認できる平凡なアイデアに成り下がる可能性があり、かつ柔軟性がないということ。

一方でポジティブな点は一度決めたことは誰もがそれを疑わず、全員がゴールを目指し集中できる点。そして上の人間が下の人間を育てていき、下は上に献身する仕組み。

合意形成型ピラミッド組織は、一度決定されたことを全員が協力して進む力が非常に強い。

これが日本のいいところ。

この実現には、以下のようなスキルやマインドが必要。

  • 多くを語らずとも理解し合える同志の存在。(ハイコンテクスト)
  • 議論はもめることがないように「事前に」すべての可能性を検討し、すり合わせる力。
  • 上下関係の信頼を壊さないために対立は避けつつ上司をコントロールする力。
  • 全員が同意しているので、失敗も成功も組織全体に帰属する心。
  • 信頼関係は、上司への献身や想いへの共感によって築かれ、評価はゴールに行き着くことではなく、そこまでのプロセスで決まること。

 

日本の組織って人間味にあふれた良い組織やん。

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