責任は誰がとる?共同体組織と個人主義組織

責任:個人か組織

こんにちは、やす(@yesyasyasu)です。

グローバル組織力診断という日本人がグローバルな組織で活躍するための無料診断サービスを作っています。

組織力診断の項目を一つずつ説明していきます。今回は6つ目。

責任」です。

 

責任の所在

仕事に対する責任は組織全体にあるのか、個人に帰属するのかで考えが異なります。

そして責任というのは、ある事柄に対してそれを誰が行動する責任があるのかという話と、その行動の結果に対して誰が責任を持つのかという2つの考えがあります。

このバランスがずれると組織が上手く機能していない可能性があります。

例えば、Aさんが会社のタスクを実行する責任があり(個人責任)成功させてもBさんがそれに対する評価や報酬を得る(個人責任)場合。

これは個人責任では統一されていても実行とその結果に対する責任が乖離しています。

または、AさんとBさんが一緒に仕事をしているけど(共同体)、評価されるのはBさんのみ(個人)という場合。

この場合も、実行するのは共同体だけれども、責任をとるのは個人のみになっていていびつな構造になってしまっています。

まずはこの責任の考えが組織に属するのか、それとも個人に属するのかをはっきりさせることがグローバルなビジネスでは必要です。

組織責任

仕事を組織全体のものと考える場合、誰かの仕事が停滞したときに他の誰かが協力し、助け合います。

これは個人間の連携や組織全体での成長を期待できます。一方で、個人の能力や成果に応じた評価はされず、成果が組織全体のものとして捉えられます。

組織責任の指向にある人は、自分は組織の一員であり同じ組織での仕事の停滞は自分の責任の範囲内だと考えます。

組織型の傾向が強ければ、個人一人の能力や成果を正確に評価することはできないと考える場合もあります。自分の成果は周りの助けによって成り立つこともあれば、自分が周りに協力したことで、他のチームが成果を上げることもあります。そのような観点だからこそ、一人ひとりを厳密に評価することは生産的ではなく、組織全体の成果を高めることに集中するほうがよいと考えます。

組織とは一つであり、同じゴールを目指しているので、そこに明確な区切りは発生し得ません。全員が状況に応じて協力することが成果を高めることとなります。

個人責任

仕事は個人単位に分解して責任を負うと考える場合、個人の実績に応じて評価が下され、能力が高い人が抜擢され組織の力が高まります。一方で、他人の仕事に関与する動機が存在せず、組織内での連携が薄くなるリスクがあります。

自分の仕事で成果を上げることが、自分の責任と考えます。自分が他の人の仕事に関わることは生産性が低く、また他人の仕事を奪うことになります。自分の仕事が遅延すれば、それは自分の責任であり、責任を果たせないのであれば、報酬が下がることも受け入れます。

能力が低いことは自分の責任であり、その分受け取る報酬も少なくて問題はないと考えます。自分が出した成果の分をその時にボーナスや評価として受け取りたいと考え、自分の責任の範囲を明確にし、その中で成果を最大化するように行動します。

組織のゴールを細分化し、より小さなタスクレベルでそれぞれが得意、専門とする領域でアウトプットすることが、一番の近道であると考えます。

まとめ

責任の考え方は業種や職種、さらには企業文化によって異なります。

グローバルで見た時には、アメリカやヨーロッパでは個人主義の考えが非常に強く、自分の仕事を明確に定義しそれを完遂させることに力を注ぐ傾向があります。

もしグローバルな組織で働くことになった場合は、まず自分の仕事をしっかりと定義し、それをいち早く終わらせること、そして空いた時間で組織との連携をし横幅を広げていくことが優秀なビジネスパーソンとして認められる行為となります。

グローバル組織力診断では、自分の責任への考え方をグラフ化することが可能です。

まだ診断していない方は是非この機会にどうぞ。

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