空気を読む会話とはっきり伝える会話スタイルの違い

ローコンテクストハイコンテクスト

こんにちは、やす(@yesyasyasu)です。

グローバル組織力診断という日本人がグローバルな組織で活躍するための診断サービスを作っています。

8回に分けて組織力診断の項目を一つずつ説明していきます。今回は2つ目。

「コミュニケーション」です。

 

コンテクスト

コミュニケーションのコンテクストとは、その会話をしている人物や話の文脈や背景を意味します

ハイコンテクストは多くの共有する文化や考えがあって成り立つ、行間がありほのめかして伝えるコミュニケーションです。

一方のローコンテクストは共有している文脈や背景が少ないことを意味し、誰にでもわかるシンプルで明確なあいまいさがないコミュニケーションです。

ハイコンテクスト

ハイコンテクストは言語外(行間)の意味を読み取り、自分の意図を直接言葉にするのではなく、それとなく伝えるコミュニケーションです。
相手にさりげなく気づきを与え場の雰囲気を乱さない、組織内の一体感を生むコミュニケーションである一方、理解に時間がかかる認識齟齬を生む可能性があります。

ハイコンテクストなコミュニケーションの責任は、「聞き手」にあると考えます。

俳句では季語を入れて連想を膨らませるように、会話にはその言葉の直接的な意味だけではなく広がりと深みが存在すると考え、それを聞き手に発言の意図を受け取ってもらうことを期待します。

時として言葉にさえ現れない表現もあります。そのため、発言者の性格や立場、場の雰囲気、発言のイントネーションやボディランゲージ、表情を通じて本当の意味を読み取る力が、相手を理解するために必要です。忖度、空気を読むことが求められる環境がハイコンテクストな組織です。

相手の気分を直接的に害することは、お互いの関係を悪化させるものと考えます。間接的な言葉を使うことで相手に気づきを与え、それとなく意味が伝われば相手は気分を害せず自分の主張を受け入れてもらえる可能性が高まると考えます。

こちらからの断定的な内容では、相手は拒否感を抱いたり、裏切りだと感じたりするかもしれないと考えます。

長期的な会話を通じて、相手の想いを理解し、通じ合うことで初めて効果的な意思の疎通が可能となります。その調整ができる人間が組織を活性化させる人材であると認められます。

ローコンテクスト

ローコンテクストは、シンプルで明確なあいまいさがないコミュニケーションです。

発言者側が受取側にメッセージを伝える責任があり、認識齟齬を回避する会話が得意です。一方、直接的すぎる表現で相手の気持ちを傷つける可能性があります。

ローコンテクストなコミュニケーションの責任は、「話し手」にあると考えます。

相手が理解できないのは、話し手が明確な言葉や表現を使用していないからであり、どのような人間であっても同じように受け取ることができる具体的な説明を心がけなければならないと考えています。言葉がすべてであり、それゆえ、言葉を巧みに操り正確な発言ができる能力が重視されるのがローコンテクストな組織の特徴です。

ビジネスはスピードが重要であり、認識の齟齬を招く発言は時間の無駄を生むため避けるべきです。自分の考えを明確に言葉にし、それを相手に伝えることがビジネスとしての責任です。そのため、検討の余地がないものに対しては、その旨を明確に伝えることが両者にとって効果的であると考えます。

様々な背景や立場の人が存在する組織では、自分の発言内容に含みを持たせてしまうと、それが相手に届かない可能性があるため、どのような背景の人間でも理解できるような言葉を選び発言することが重要なスキルとなります。

あいまいな表現は、誤解を生み、無駄な質疑応答につながる。結論とその根拠を明確に述べることが効果的なコミュニケーションであると考えます。また、自分の意見をはっきりと述べることが、自分の存在価値を高めるのであり、相手に判断を委ねる内容では、価値がなくなってしまう。つまり、話し手が責任を負うという考えです。

まとめ

組織の種類に応じて、コミュニケーションのスタイルは異なります。

様々な人が交流する組織では、ローコンテクストなコミュニケーションが必須となりますし、また新しい国や地域に移って仕事をするときはローコンテクストなコミュニケーションを意識することが大切です。

一方で長く共に働くメンバーが集まる組織でローコンテクストなコミュニケーションをした場合、「そんなこと言われなくてもわかっている」と思われてしまう場合があるので、ハイコンテクストなコミュニケーションを意識することが重要となります。

日本で日本人だけで仕事をしているとハイコンテクストになりがちなので、ローコンテクストなコミュニケーションを日々意識することがグローバルビジネスでは重要となります。

グローバル組織力診断では、自分のコミュニケーションに対する指向をグラフ化することが可能です。

まだ診断していない方は是非この機会にどうぞ。

 

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