合意形成(A首相)とトップダウン(T大統領)の意思決定の違い

意思決定:合意形成とトップダウン

こんにちは、やす(@yesyasyasu)です。

グローバル組織力診断という日本人がグローバルな組織で活躍するための無料診断サービスを作っています。

8回に分けて組織力診断の項目を一つずつ説明していきます。今回は3つ目。

「意思決定」です。

 

意思決定の違い

意思決定は、組織の行動を左右する決定が一人の人間により決定されるのか、複数の関係者が合意することで決定するのかで異なります。

日本では稟議を通じた合意形成型組織が多い傾向にあると言われています。

多くの日本企業の特徴として、組織階層がピラミッド型で、意思決定は合意形成型という点があります。これはコミュニケーションの量や組織内の調整、意思決定の遅さやビジネスの柔軟性を奪っている一方で、社内での共通認識による一体感や組織全体で目標に向かう力、決まったことを実現する際の推進力が強いという点があります。

合意形成

合意形成型組織は日本の典型的組織です。
決定事項に対する実行力に強みを持つ一方で、決定までのスピードに時間がかかることや、方向転換や奇抜なアイデアの採用が難しいという欠点があります。

関係者の合意がない状態での決断は、反対するものや、関係者であるにもかかわらず決断に入らなかった人間にとっての裏切り行為と捉えられます。そのような決断では、関係者は以降の仕事に主体的にかかわらず、状況によっては仕事を放棄されかねない可能性があります。

合意形成型組織では、会議での決議や書類への順を追ったサインを通じて決定がされます。そのため、その決断を覆すには、再度同様のプロセスを踏むことが必要となります。このプロセスは非常に長くなるため、避けるべきだと考えられ、そのため最初の決断においてあらゆる方向から検討がなされ、失敗のリスクをどのように抑えるかの分析までされてから意思決定となります。

トップダウン

トップダウンの組織は例えるならば軍隊です。
リーダーの決定は絶対で、決定スピードや方向転換が早く、斬新なアイデアの採用が進みます。一方で、一体感を生むことが難しく、失敗の責任はリーダーに圧しかかります

決断はリーダーの責任であり、リーダーの決断は絶対であると捉えられます。

事前に賛同を求めるようなリーダーは頼りなく、信頼ができない。リーダーだからこそ見える、状況に応じての力強い決断とスピードが求められる。ビジネスの成否はスピードと思い切った決断で決まる。このような考えを持つ人がトップダウンの意思決定を指向します。

状況は常に変わる。そのため、今の決断は今見えているものに基づいて行うが、状況が変われば新しい判断と決定が必要となるとも考えます。意思決定は変わり続け、現時点で一度決め、実行途中で状況を評価しながら必要に応じて方向転換することであるべき結果に早くたどり着くというのがトップダウンの仕事の進め方です。

まとめ

組織の文化やトップの人柄により意思決定のプロセスはことなります。

アメリカや中国ではトップダウンの傾向があり、日本やフィンランドでは合意形成の傾向があります。

しかしそれはあくまで傾向であり、組織それぞれのスタイルがあります。

自分が新しい組織に入った時には、メンバーがどのように動いているのかを観察し、一番早く決定にたどり着く方法を探る必要があります。

グローバル組織力診断では、自分の意思決定に対する指向をグラフ化することが可能です。

まだ診断していない方は是非この機会にどうぞ。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です